研究課題/領域番号 |
16K00861
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤井 裕樹 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50623063)
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研究分担者 |
岩瀬 正典 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (00203381)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 糖尿病 / コホート研究 / 遺伝子-環境相互作用 |
研究成果の概要 |
糖尿病は環境要因と遺伝的要因により発症、進展する多因子疾患であり、その進展予防や効果的な治療法の開発が大きな課題となっている。2型糖尿病には環境要因と遺伝的要因が関係しているため、両者を含む疫学研究は非常に重要である。我々は福岡県内の糖尿病専門施設に通院中の糖尿病患者5131人(福岡県糖尿病患者データベース研究、追跡期間5年間 追跡率97%)を登録、ゲノムコホートデータベースを構築した。本研究期間では糖尿病患者における喫煙、重症低血糖、慢性腎臓病、癌、骨折、足潰瘍、遺伝子―環境相互作用の関連について報告した。
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自由記述の分野 |
糖尿病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境、遺伝因子、合併症発症状況などを統合したデータベースの作成を行った。人種差のある環境因子、遺伝因子両者の情報を統合した糖尿病患者のデータベースは我が国には報告がない。従来の研究では、環境因子を主として合併症予測を行っていたが、本研究の結果により、環境、遺伝両因子を考慮した合併症の高リスク群の同定が可能となる。得られた知見を元に、効率的な合併症予防が可能となり、個々の患者に合わせた効果的な介入を行うテーラーメイド医療の実現へ役立つ。
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