研究課題/領域番号 |
16K00871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
内田 俊也 帝京大学, 医学部, 教授 (50151882)
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研究分担者 |
柴田 茂 帝京大学, 医学部, 教授 (60508068)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 慢性腎臓病 / 血液透析 / 高カリウム血症 / 低カリウム野菜 / 生活の質 |
研究成果の概要 |
慢性腎臓病(CKD)の終末像として透析患者は33万を超える。CKDの合併症としての高カリウム血症は生野菜摂取を躊躇させてきた。水耕栽培により可能になった低カリウム野菜を取り入れることによる満足度と有用性について検討した。 まず、患者も医療従事者も高カリウム血症に対して神経をつかっており、その管理がストレスになっていた。次に、維持血液透析患者を対象に低カリウム野菜の満足度と有用性について臨床試験を行った。3か月間の低カリウムレタスを食用した感想は好意的なもので、低カリウム野菜が患者のカリウム管理に役に立つとの声が大きかった。低カリウム野菜はCKD患者のカリウム管理を補完するものとして期待される。
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自由記述の分野 |
腎臓内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
透析患者さんは、血液のカリウム値が高くなって不整脈や心臓停止を起こすことがあるため、カリウムの管理はとても重要です。生野菜をそのまま食べることができないことから食事の楽しみが制限されています。 近年、水耕栽培によりカリウム量を大幅に少なくした野菜が生産され販売されるようになりました。この研究では、血液透析患者さんにその低カリウム野菜を食べていただき、その前後での印象をお尋ねしました。その結果、生野菜の触感を楽しむことができ、また長く保存できると好意的な意見で、さらなる種類の増加と普及を望んでいました。今後の透析患者さんのカリウム管理に低カリウム野菜は役に立つと期待されます。
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