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2019 年度 研究成果報告書

肝星細胞におけるビタミンA取り込み関連因子のスクリーニング

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

目崎 喜弘  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40431621)

研究分担者 松浦 知和  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (30199749)
岩本 武夫  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90568891)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードビタミンA / 肝臓 / 星細胞 / 北極圏 / 放射能
研究成果の概要

ビタミンAは生体に必須の脂溶性ビタミンであるが、必要量を超えた摂取は過剰症を引き起こす。ところが北極圏の食物連鎖の頂点に立つホッキョクグマは、大量のビタミンA摂取にもかかわらず過剰症を引き起こさない。ホッキョクグマの貯蔵型ビタミンA合成酵素(LRAT)を調べたところ、LRAT活性自体は低いにもかかわらず、基質を効率的にLRATに提示し、反応産物を脂質滴に効率的にため込むことで、ビタミンAの大量貯蔵を実現している可能性が示された。

自由記述の分野

生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

分厚い脂肪に覆われたアザラシなどを捕食するホッキョクグマは、必然的に高濃度のビタミンAを摂取することになり、ビタミンA過剰症の危機にさらされたが、進化の過程で効率的なビタミンA貯蔵能力を獲得することで、その地位を維持することが可能になったと考えられる。本研究で得られたビタミンA貯蔵に関する知見は、ヒトにおけるビタミンA過剰症や欠乏症の解決にも役立つと思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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