研究課題
平成28年度に開発された下記の教育プログラムの実施と実施後の評価のため、研究代表者と分担者所属の各高専において適切な導入形態を選択し授業を実施した。平成29年8月と平成30年3月に開催した研究会において、教育プログラムの実施結果を把握し、教育目標が達成されたか否かを評価し、評価結果をもとに研究代表者が改善活動を実施した。また、各研究会では研究分担者の個別活動についての報告と議論が行われた。(1)再生可能エネルギーについての知識を得る(知る)ため、考えるための教育プログラムを開発する。このプログラムの実施において「再生可能エネルギーの基礎」として一括して学習する場合、現行の授業科目に融合させて学習する場合が想定されることから、知識項目毎の独立性を保ち、半期15回のアクティビティ(教材)を開発する。(2)再生可能エネルギー普及のための様々な行動に結びつけていくための教育プログラムを開発する。学生が上記(1)項で得られた電源毎の発電方式の専門的知見をもとに、問題解決型学習により、事業プロセスを疑似体験できるアクティビティ(教材)を開発する。このプログラムは、現行カリキュラムにおける実験・実習・演習科目の一部として実施されることを想定している。(3)エネルギー自立のための様々な行動に結びつけていくための教育プログラムを開発する。住宅・建築物における省エネおよび再エネ、蓄エネ等の技術を適用することにより、地域の「ゼロエネルギー化」を試みる課題解決型学習教材を検討する。国内外における再生可能エネルギー施設や事業の調査のため、2年間で8か所の見学会を催し、授業担当教員(研究代表者および研究分担者)の技術スキルやヒューマンスキル向上を図った。また、平成28年度に作成した専用ホームページ(http://www.elec.nara-k.ac.jp/reep/)に研究活動の状況を逐次掲載した。
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すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)