生命現象を可視化し体験するライフサイエンス・バイオイメージング実習の構築と汎用化

2022 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K01004
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 科学教育
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 沼山 恵子 東北大学, 医工学研究科, 准教授 (30400287)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2023-03-31
• キーワード: 実習教材開発 / バイオイメージング / ライフサイエンス / 生命現象の可視化 / 次世代人材育成

研究成果の概要

本研究では、医工学・生命科学分野の人材育成に資することを目的として、様々な生命現象を可視化して体験する実習を立ち上げた。2種の遊泳微細藻類を顕微鏡で比較観察する実習、セントラルドグマを可視化するライフサイエンス実習等を構築・実践し、トランスグレード実習講座を継続して充実させると共に、小動物を用いて画像診断手法を体験し、撮像原理を学ぶ医用イメージング実習も試行した。

自由記述の分野

医工学人材育成

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で構築した各種実習により、生命現象を自分の目で見て体験することは、工学系技術者が医学・生物学の考え方を体得する近道となり、医工連携や医療機器の研究・開発を加速することが期待される。また、生物の発生過程や、セントラルドグマを可視化する教材を提供し、中等教育現場の教師と生徒に共に体験してもらうことにより、生命科学の啓蒙と理科教育に貢献でき、次世代の研究・開発人材の育成にも寄与する。