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2016 年度 実施状況報告書

異分野連携による高度専門職業人のルーブリックを用いたアウトカムアセスメント開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K01074
研究機関北海道医療大学

研究代表者

塚本 容子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (20405674)

研究分担者 伊藤 一  小樽商科大学, 商学部, 教授 (10241415)
小松川 浩  千歳科学技術大学, 理工学部, 教授 (10305956)
寺本 孝司  室蘭工業大学, 工学研究科, 教授 (40252605)
相馬 仁  札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70226702)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード高度職業専門人育成 / ルーブリック / 異分野大学院連携 / 地域課題
研究実績の概要

以下のことを実施した。
1.系統的文献レビュー:ルーブリック作成及び2年目以降の検証のために、大学院教育に関連したルーブリックの作成方法、信頼性・妥当性の検証方法、アウトカム測定方法について、系統的に国内外の文献をレビューした。国内外における文献を見つけることができ、必要な情報をまとめている。この結果を踏まえたうえで、研究代表者と各大学の大学院の連携研究者で討議しながら、プログラムを構築及び評価のためルーブリックを作成した。2.研究体制の構築:5大学の大学院の教員代表者によるワーキンググループ(WG)を構築した。WGにて、プログラム構築・ルーブリックの作成、及び評価を実施した。3.プログラム提供:提供するプログラムは、「コミュニケーション能力」として、ファシリテーションのワークショップを開催を一回、「リーダーシップ能力」のワークショップを一回の計2回開催した。各プログラムは、5時間の内容である。ファシリテーションスキルについては、ルーブリックを作成して大学院生、教員から両方で評価を実施し、その妥当性を検討した。ファシリテーションのワークショップにおいては、実際にすべての参加者(大学院生)がファシリテーターを最低限一回経験し、その内容を評価した。リーダーシップのスキルにおいては、ルーブリックを作成したが、1回のワークショップでその特性から評価をすることが難しく、今回はルーブリックを用いて評価することができなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

FD研修を予定していたが実施することができなかった。先駆的に高度専門職業人を育成している大学院やルーブリックを用いて評価を実施している大学院で教鞭をとっている教員を講師として招き、5大学連携大学院に関わる教員に対してFD研修を行う予定であった。しかし、講師と、今回の研究者・研究協力者との日程がつかず、2年目(平成29年度)に実施予定である。既に開催日時も決定している。

今後の研究の推進方策

今後、プログラムの実施とルーブリックを用いた評価の実施、ルーブリックの検証・アウトカム評価、プログラムの再構築及びルーブリックの改善を行う。構築したプログラム実施、学生の到達度についてルーブリックを用いて評価する。その後、ルーブリック評価における信頼性を検証する。具体的には、再テスト法を用いて信頼係数を算出する。妥当性に関しては、内容及び構成概念から検討する。内容妥当性に関しては、作成後、研究者間でディスカッションし検討する。必要時、専門家による主観的な評価を受ける。構成概念妥当性については、因子分析を行い検証する。これらの検証においては、統計ソフトであるSPSSを用いて行う。信頼性・妥当性検証後、プログラム及びルーブリックの見直しし、改善を行う。

次年度使用額が生じた理由

旅費・謝金に関しては、FD研修のための講師招聘のために予算を組んでいたが、初年度において、講師と本研究者及び協力者との日程が合わず、開催することができなかったため、旅費・謝金ともに計画通りの支出となっていない。また、研究補助員においても、データの分析のための時間が思ったほどかからなかったため、謝金も使用せずに済んでいる。

次年度使用額の使用計画

来年度は、既にFD研修のための日程を設置しており、そのための旅費・謝金を使用する予定である。また、今年度は、データ分析を進めるため、研究補助員の時間がより多く必要となる。

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公開日: 2018-01-16  

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