研究課題/領域番号 |
16K01078
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
小池 星多 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (70307370)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ロボット / デザイン / オープンソース / ソーシャル |
研究実績の概要 |
1.株式会社リックテレコムから、2016年5月に研究に使用しているマグボットの製作方法を解説した書籍である『おしゃべりロボット「マグボット」-ラズパイとArduinoで電子工作』を出版した。また千石電商からマグボットの材料を集めたキットが発売された。2.マグボットの電子回路は、新たに基板を設計したものを使用。また部品の一部を金属に交換したり、レーザーカッター、3Dプリンターを使用して現場の過酷な使用に堪えられるようにマグボットを強靱化した。3.以下の現場でのマグボット使用を技術的に支援し、その活動を調査した。東京都多摩市の島田療育センターにおいてマグボットを障害者へ使用。東京都市大学の図書館においてマグボットが展示説明。岩手県の薬師塗漆工芸館内にある木の博物館においてマグボットが展示説明。東京都八王子市にある特定非営利活動法人多摩草むらの会の下部組織である就労継続支援B型事業所「パソコンサロン夢像」において利用者がマグボットを製作することへの情報提供。神奈川工科大学厚木市立子ども科学館において受付、館内イベント案内、併設しているプラネタリウムなどの時間案内などへの使用。東京都市大学 等々力中学校・高等学校の情報の授業においてマグボット13台をプログラミング教育において使用。4.Scratch Day in Tokyo 2016,東京都市大学科学体験教室、Maker Faire Tokyo 2016こどもプログラミングカフェ、東京都市大学科学コミュニケーション・プロジェクト「ロボットカフェ」の教育系イベントに参加して、マグボットを小学生などに使用してもらうことによってユーザーのマグボットの操作方法について調査した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
マグボットの海外からの要望や今後の海外の活動に備える為に、すでにあるマグボットの情報公開サイトwww.mugbot.comの情報を見直してわかりやすくしたり、現在の日本語のみのサイトを英語、中国語を加えて多国語化して、海外からのアクセスに対応することが遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
1.)マグボットの情報サイトの改良、多国語化を進める。2.マグボットを使用する施設のユーザーの要望にあわせてマグボットのデザインや機能を修正、拡張する。 3.マグボットの使用方法を探るために国内外でワークショップを開催して、参加者からの要望を受ける。4.平成28年度に引き続き、地域の公共施設などでマグボットを使用して、職員、住民からの要望を聞き、プロトタイピング的にマグボットを変更してコミュニティの適切なマグボットをデザインする。5.国際学会で発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
国海外での活動、学会発表などが遅れていること。 ロボットの機能拡張が遅れていること。
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次年度使用額の使用計画 |
国海外での活動、学会発表を行う。 ロボットの機能拡張を進める。
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