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2018 年度 実施状況報告書

初年次教育としての体育実技・演習の教育効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K01079
研究機関武蔵野美術大学

研究代表者

北 徹朗  武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (60570447)

研究分担者 平工 志穂  東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (30302821)
中山 正剛  別府大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (40441787)
小林 勝法  文教大学, 国際学部, 教授 (70225499)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードレディネス・テスト / 初年次学生 / 初年次教育 / ルーブリック / 大学教養体育 / 英語による授業 / 卒業生調査 / 入学前調査
研究実績の概要

本研究では、米国のカレッジインパクト研究をもとにした研究背景と成果を踏まえ、大学初年次における体育実技・演習の評価尺度を開発し、全国規模で教育効果を測定することが目的として研究を進めている。2016年度には「レディネス・テスト」開発のための予備調査を実施し、2017年度には学会等でその内容を発表し、質問紙や実技テストの内容を精査した。そして、2018年度にはその成果を論文としてまとめることができた(2019年6月刊行予定)。2017年度の段階では卒業生ならびに卒業生調査についての予備調査についてはやや遅れていたが、2018年の9月(1000名)と11月(1800名)に調査を実施することができた。
コミュニケーション能力を高めるための「リフレクション・シート」の開発については、2018年度に全国の複数の大学の協力を得て広く調査を実施することができた。
英語による教養体育実技に関しては、2018年度はアンケート調査や担当教員に対する調査を行い論文として報告した。
2018年度には、9月と11月にウェブを利用したアンケート調査を実施した。
9月には、レディネステストの直接的な基礎資料となる、現役の高校3年生に対して、大学体育とスポーツについてにアンケート調査を実施した。対象は4大都市(9都府県)に在住し大学進学を希望している男女各500名(計1000名)であった。
11月には、大学体育が在学中と卒業後の人生に及ぼす影響についての基礎データを得るために、一般学生の在学中及び卒業後の体育・スポーツ経験を明らかにするためのンケーと調査を実施した。卒業年、性別などが均等になるようにスクリーニングを行い、2全国の24歳以上の男女1800名を対象に調査を実施した。最終年度は主に上記のデータのまとめとそれぞれの論文化、総合的な報告書の作成を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2018年度中に計画書通りの実践研究や調査が完了しデータを収集することができた。幾つかの項目について、学会発表や論文化をするために、計画年度より1年延長した。ただし、計画書の大半の研究内容は完了し、外部への成果報告も完了している。

今後の研究の推進方策

2019年度(延長最終年度)は、レディネス・テストの論文化(受理済み、2019年度6月発刊予定)をはじめ、ルーブリック研究、卒業生調査のの学会報告および論文化、そして総合的な報告書の作成を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

各種データの収集が当初計画の最終年度に遅れたが、2018年度に無事に収集を終えた。そのデータのまとめと公表等で使用する。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 女子大学生の骨量に及ぼす運動習慣と栄養摂取の影響2018

    • 著者名/発表者名
      田地陽一、坂本友里、深津佳世子、小池亜紀子、北徹朗、飯田薫子、王宝禮
    • 雑誌名

      東京家政大学研究紀要(自然科学)

      巻: 58(2) ページ: pp.71-77

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] The Effect of Habitual Exercise on The Height of Female University Students2018

    • 著者名/発表者名
      Yoichi Tachi、 Yuri Sakamoto、Akiko Koike、Kayoko Sasaki-Fukatsu、Kaoruko Iida、Tetsuro Kita、Pao-Li Wang
    • 雑誌名

      International Journal of Fitness, Health, Physical Education & Iron Games

      巻: Vol.5,No.1 ページ: pp.1-8

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] 授業外教育プログラムの展開と意義 ―体育教育におけるラーニング・ブリッジングの事例―2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗、森正明
    • 雑誌名

      中央大学保健体育研究所紀要

      巻: 第36号 ページ: 103-113

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学の教養体育授業(ゴルフ)が大学・地域・産業を繋いだ事例 -新学問領域「連携教育科学」の提案と地域活性化の可能性-2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗
    • 雑誌名

      地域活性研究 (オンラインジャーナル)

      巻: Vol.9 ページ: オンラインのためページ番号無し

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高校3年生の大学体育とスポーツに対する意識2018

    • 著者名/発表者名
      小林勝法、北徹朗
    • 雑誌名

      大学体育

      巻: 112号 ページ: pp.50-54

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 授業用ウェブサイトを活用した英語による体育実技 College Physical Education in English using a website for classes2018

    • 著者名/発表者名
      ハラルド・ポルスター、小林勝法、北徹朗
    • 雑誌名

      大学体育

      巻: 112号 ページ: pp.38-41

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学体育授業におけるコミュニケーションスキル・ルーブリックの開発の試み2018

    • 著者名/発表者名
      平工志穂、小林勝法、北徹朗、中山正剛、小谷究
    • 雑誌名

      大学体育

      巻: 112号 ページ: pp.42-45

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ゴルフ授業のティーチング・ティップス―テニスコートを利用した授業の実践報告―2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗、永井延宏
    • 雑誌名

      大学体育

      巻: 112号 ページ: pp.46-49

    • オープンアクセス
  • [学会発表] オーディエンスレスポンスシステムを導入した授業実践-健康教育系講義における事例報告-2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗、森正明
    • 学会等名
      第24回大学教育研究フォーラム
  • [学会発表] 教養教育科目と産業界との連携事例-ゴルフ産業との産学連携-2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗
    • 学会等名
      産学連携学会第16回大会
  • [学会発表] ゴルフ授業のティーチング・ティップス-テニスコートを利用した授業実践の試み-2018

    • 著者名/発表者名
      北徹朗、永井延宏
    • 学会等名
      日本体育学会第69回大会
  • [学会発表] 大学体育実技におけるコミュニケーションスキル・ルーブリックの開発2018

    • 著者名/発表者名
      平工志穂、小林勝法、北徹朗、中山正剛、小谷究
    • 学会等名
      日本体育学会第69回大会

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公開日: 2019-12-27  

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