本研究では,教材と学習者の理解状態の関連に着目し,学習者の理解状態に適応した定量的な教材改善が施せる手法を提案した。先行研究のモチベーションに関する知見を基に,教材と理解状態の関連要素を抽出し,その統計的概念を用いた教材理解モデルを提案して教材改善の要素項目を導出した。本要素項目から教材改善ポイントの導出アルゴリズムおよび,プログラミング教育の支援候補学習者に関する知見を加えて教材改善支援手法を提案した。本成果は,学習者に適応した体系的な教材改善により,教授者は面談授業のようなきめ細やかな学習指導がe-Learning上で実現できる。
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