地域の伝統産業である伊勢型紙の製作に、レーザー加工技術を導入することによって構築した工学教育プログラムにさらに改良を加え、地域連携・貢献型ものづくり協働教育プログラムを開発した。このプログラムでは、学生が地域の中小企業等と協働しながら、当該技術の型紙加工以外への応用をテーマとしてものづくりの実践を行う。エンジニアリングデザイン教育科目として位置づけられた創造工学に組み込み、2年間の実践による有効性の検証を行なった。実施後のアンケートより、ものづくりの着想、実用に向けた課題解決、製品化といったプロセスを実践的に学習できる教育効果の高いプログラムが構成でとなっていることが実証された。
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