研究課題
(1)プログラミング思考の支援としては、プログラムリストから手続きやコメントを生成するシステムの構築を昨年に引き続き行った。プログラムの行単位に対する評価の他にブロック単位の手続きやコメントの生成を、ニューラルネットワーク翻訳の技術を改良して実現している。特に、学習支援では、プログラムリストには対応する説明や問題文などの資料があることが多く、TF-IDFを利用して重要語を抽出したうえで、生成処理における単語選択に関連するものに改善することで、より利用者からみた評価が高くなるような手続きやコメントの生成ができるようにした。対応するプログラム言語はC言語だけではなくPythonでも生成できるようにし、加えてコメントの生成は、日本語の生成だけでなくベトナム語でも可能となるようにしており、留学生向けへのプログラミング的思考の支援についてシステムを開発した。(2)講義アンケートの自由回答のコメントに対しては、ニューラルネットワークを利用した評価方法を利用することで、従来提案していたコメントと単語間の再帰的評価手法よりも精度が高くなることを確認した。ニューラルネットワークの学習については、学習データと新規に評価したデータを学習データに繰込む方法を検討し、評価制度が高くなる結果を得た。また、コメント評価から授業改善に重要な単語の抽出や、授業評価として高いコメント、反対に授業評価の低いコメントを抽出することができるようにした。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件)
電子情報通信学会 和文論文誌D
巻: J101-D No.6 ページ: 984-988
巻: J101-D No.6 ページ: 979-983
Proc. of IIAI International Conference on Advanced Applied Informatics 2018
ページ: 38-42
Proc of The 13th International Conference on Knowledge,Information and Creativity Support Systems(KICSS 2018)
ページ: 93-98