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2020 年度 研究成果報告書

トランスサイエンスからポストノーマルサイエンスへ

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01163
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関神戸大学

研究代表者

塚原 東吾  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80266353)

研究分担者 標葉 隆馬  成城大学, 文芸学部, 准教授 (50611274)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワードSTS / PNS / RRI / トランスサイエンス / イノベーション論 / 科学者の社会的責任 / 東アジアの科学政策 / EUの科学政策
研究成果の概要

本研究では、近年のSTSについての理論的動向を検証した。中でも塚原はオランダを中心とするヨーロッパ大陸での議論の展開を、PNS概念を中心に検討し、ヨーロッパでのEC(ヨーロッパ委員会)主催の会議や東アジアSTSジャーナルへの寄稿、また東アジア科学技術医学史学会などに参加することで、国際的に広く議論を開いた。また標葉はEUの科学政策に近いところで重要な概念となっているRRI概念(責任ある研究とイノベーション)について特に注意を向け、日本へのこの概念の紹介と適応についての可能性について検討を試みて、この分野における画期的な著作を刊行した。

自由記述の分野

科学史・科学哲学、STS

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年のSTSについての理論的動向の検証は、科学と市民の関係についての重要な知見をもたらす。中でも塚原はオランダを中心とするヨーロッパ大陸での議論の展開を、PNS概念を中心に検討し、科学批判や科学と社会の関係についての市民的関与に関する状況や動向を取材・検証し、国際的に広く議論を開いた。
また標葉はEUのRRI概念(責任ある研究とイノベーション)について特に注意を向け、日本へのこの概念の紹介と適応についての可能性について検討を試みて、この分野における画期的な著作を刊行し得たことは、大きな成果であり、日本においてはこの分野を切り拓く仕事をしたものと高く評価をしたい。

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公開日: 2022-01-27  

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