動物園における保全教育は、動物園の存在目的と関連し、その根幹の事業となるべきであるが、現状は、教育に携わる人材と資源に限界がある。その中で、保全のために必要なことを調べ、発信することを目的としてつくられた市民団体とともに、動物園職員と協力して保全教育を推進した。具体的には、展示動物の行動と形態の観察をしつつ、それらの特徴と自然のつながりを理解できるツールを開発し、参加者からのフィードバックをえた。 また、動物園での小動物を用いたふれあい活動において、ストレス有無を生理的指標に基づき測定し、担当者自信が動物福祉の観点から活動評価をする上でのスキルアップにつながるワークショップを開催した。
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