研究課題
本研究では、納期・品質・コストの視点から、生産ネットワークシステムにおける最適切替と最適配置の方策を検討することを目的とする。本年度は最終年度として、平成28年度と29年度に得られた結果を基にして、定期的な研究打合せにより、下記の研究活動を行った。(1) 最適切換法則の検討について、①今まで検討で得られた結果を踏まえ、性能向上の施策下での直並列と並直列多期間制約サイクルモデルにおいて納期・品質・コストの評価基準の算出方法の検討を行った。②①の結果を用いた最適切替モデルの定式化例を提案し、さらに、数値考察により、最適切換法則について考察を行った。(2) 最適配置法則の検討について、①最適配置法則を理論的に導き出すため、リセット多期間制約サイクルモデルにおいて、作業者が初心者、熟練者及び一般者のような作業速度が異なる3グループに分けられる場合の最適配置法則の算出方法を提案した。②①の結果を踏まえ、3グループの人数が少ない場合における最適配置問題を考え、ある条件下で最適になる最適配置法則を解析的に導出し、さらに、最適配置法則の条件以外の最適配置法則を見つけるために、数値実験を行った。(3) 研究成果を発信するために、ICIM2018とAPIEMS2018の国際会議、及び日本経営工学会の研究大会において多数の研究発表を行った。さらに、横幹2018では「スマート・ファクトリーに向けた生産ネットワークシステムの最適施策」の特別セッションをオーガナイズして研究成果を発表した。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 6件)
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巻: 12 ページ: JAMDSM0066
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