研究実績の概要 |
【会話データベースの構築】 会話特性モデルを構築するため2人1組3分間の自由会話の音声と動画データを構築中.29年度は高齢者45組、若年者10組の収録を行い、各発声種類のタグ付け、ピッチとパワーの分析を継続中.また動画ビデオより差分画像と話者ごとの動き速度情報データの構築を開始. 【音響的特性および動画特性のモデル化】昨年若年者会話分析により、一発声のピッチの分散情報が話者の活性度推定に有効である可能性を示唆、29年度は本情報の高齢者への有効性と若年者と高齢者との判別可能性を確認し、以下1~3の学会などに投稿及び発表実施.動画については話者間の動き同期性が話者活性度推定に有効であることを少数データにて得たため、データを増加し確認中.上記の成果を以下のように論文または学会にて発表を行った. 1.“会話支援ロボットのための会話円滑度の自動推定手法”, 山裾,城戸, 松本, 脇田;ROBOMECH2017 2."F0 Feature Analysis of Communication Between Elderly Individuals for Health Assessment”, Yumi Wakita etc. © Springer International Publishing AG 2017 V.G. Duffy (Ed.): DHM 2017, Part II, LNCS 10287, pp.195-205. 3."Comparison of nonverbal feature of free conversation speech between elderly and young individuals”, Yumi Wakita, etc. IIAE2017 pp. 291-296. 【衰え通知システムの構築と評価準備】会話特性モデル評価のための衰え通知システムを構築し、自由会話を促す機能を搭載評価中である。
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