研究課題/領域番号 |
16K01298
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
鈴木 清史 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80196831)
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研究分担者 |
吉川 肇子 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (70214830)
堀井 聡子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (70617422)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | パキスタン / 健康課題 / ヘルス・リテラシー |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、自己啓発型ヘルス・コミュニケーション教材の開発とその評価である。対象は発展途上国の就学児童としている。初年度の平成28年の当初目標は、研究対象国であるパキスタンイスラム共和国(以下、パキスタン)の保健衛生と健康にかかわる基本的情報の収集と分析および教育教材ゲーム作成のための資料収集および試作品の作成としていた。このうち、パキスタンの保健衛生および健康課題については、「パキスタンにおける健康課題とヘルス・リテラシーの可能性」Asian Studies(アジア研究)、(静岡大学人文社会学部アジア研究センター編、第12号:41-50、2017年3月)として論文を発表した。この中では、パキスタンにおいても国連主導のMDGsのプログラムが推進されてきており、時系列で検討していくと国全体としての健康状況はそれなりの改善もみることができる。しかしながら、他国との比較からは期待ほど改善がすすんでいない。論文では、パキスタンにおける保健衛生および健康の今日的課題として出生率、平均寿命、乳幼児死亡率、妊産婦死亡率の推移を整理し、今日同国が抱えている疫学な面での課題を確認した。 教材開発のための資料収集は関連ゲームの開発を推進しているVorarlberg University of Applied Sciences(オーストリア)を訪問し、現地での研修を実施した。また、ドイツのエッセン市で開催されているゲーム展示会を訪問し、教育・知育ゲームを開発している企業を中心にして資料収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始以来現地の協力者との情報交換は行っているが、現地の都合などにより訪問することができなったことが大きな理由である。
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今後の研究の推進方策 |
2年目の平成29年はサンプルとなる教材資料を試作する。年度途中に現地を訪問し、その評価を受ける予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
教育ツールの試作が遅れたためその費用分(印刷)を使用することができなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
試作品の作成と現地を訪問し評価を得るための費用に充当する。
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