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2019 年度 実績報告書

自己啓発型ヘルス・コミュニケーションツールの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16K01298
研究機関日本赤十字九州国際看護大学

研究代表者

鈴木 清史  日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80196831)

研究分担者 吉川 肇子  慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (70214830)
堀井 聡子  富山県立大学, その他部局等, 研究員 (70617422) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード手洗いシール / コミュニケーションツール
研究実績の概要

最終年度の成果として低年次就学児童を対象とする健康教育教材として「手洗いシール」を作成した。これは2つの部品から構成されている。1つは、起床から就寝までの1日の活動を示す台紙である。もう一つは、児童の一日活動(起床、食事、おやつ、帰宅、外出、排便、排尿などいわゆるトイレで用を足したあと、入浴、就寝前)を表すシールと、それらの行動ごとに手を洗うとするとどのように洗う(丁寧に洗う、簡単に洗う、少しだけ洗う)のかを大きさで示した3種類シールでできている。
作成に当たっては、イラストレーターにデザインを依頼した。台紙はB4サイズ、シールはA4サイズとなっている。児童には台紙とシールをそれぞれ1枚ずつ配布し、起床から就寝までの一日の間で手を洗う活動と、そのときの洗い方を組み合わせて台紙に貼ってもらう。できあがった後は、教室指導者と児童で、そして児童同士の間で自分の一日の手洗い行動を見せ合って話し合うことができるように工夫した(ただし、見せ合うこと、教室指導者が児童が仕上げたものを全員に紹介することがある点は、事前あるいは話し合いが行われるときに、児童から同意を得ておく必要がある)。
この成果物は、個人的なつながりを活用して少人数の幼稚園児に紹介した。子どもたちはは楽しんで対応してくれ、子ども同士のやりとりでは、個人差があることも分かったようであった。その意味では、コミュニケーションツールのゲームとして利用できることが分かった。また、台湾の看護大学の学生とタイ王国の看護大学の教員と「手洗いシール」活用可能性についてそれぞれ協議する機会を持った。そして、図柄のわかりやすさ児童への導入のしやすさについては両者から高い評価を得た。一方で、食事行動(両国とも一日の食事を屋台などの外食で済ます傾向がある)によっては、手洗い習慣が異なるだろうということ、水道設備も影響要因だという指摘を受けた。

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公開日: 2021-01-27  

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