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2018 年度 研究成果報告書

河川堤防および河川構造物の維持管理のための高精度車両走行計測技術の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01329
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然災害科学・防災学
研究機関岡山大学

研究代表者

西山 哲  岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (00324658)

研究協力者 間野 耕司  
橘 菊生  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードICT技術 / 河川堤防 / 河川構造物 / レーザ点群 / デジタル画像 / 車両走行計測 / 点検作業の高効率化 / 3次元計測
研究成果の概要

人材不足や財政難の問題から,河川堤防や河川構造物の点検作業のより一層の合理化が要求されており,世界最先端のICRT技術を活用して,高効率や低コストをキーワードとした予防保全による維持管理水準の向上を図ることの重要性が高まっている.なかでも車両に各種計測機器を搭載して走行しながら計測する計測法は,広域を効率よく点検する技術と期待されてきたが,計測精度の不足や経験を要するデータ処理が必要になる等の問題により実現していない.本研究は,この課題解決を図り,レーザスキャナとデジタル画像機器を搭載した車両による移動体計測の高精度化技術を図り,河川堤防および構造物の車両走行型モニタリング技術を実用化した.

自由記述の分野

防災工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

河川堤防は,出水期や出水後に作業員の徒歩による目視点検で確認しているが,調査に時間や労力がかかり,河道・堤防の長大な延長の変状を客観的に迅速に把握することは困難である.また水門,樋門・樋管あるいは堰などの河川構造物は3万箇所存在し,いずれも老朽化する問題を抱えながら,堤体と同じく目視点検しか行われておらず,健全性が定量的に評価されていない.頻発しているゲリラ豪雨などの災害状況の変化への対応や将来の人材不足への対策が要求されながらも,経験に頼った目視に代わる点検技術は開発されていない.本研究は,ICRT技術を活用することにより,これら課題の解決を図るものであり,その意義は大きいと考える.

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公開日: 2020-03-30  

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