平成26年8月、広島市において秋雨前線由来の集中豪雨による大規模な土石流災害が発生し、75人もの犠牲を出すにいたった。また今回の雨量情報をXバンドMPレーダが記録していることが判明した。本研究は、これらのXバンドMPレーダ雨量情報による、災害との因果関係を解析することを目的としている。 内容としては、国士交通省から提供されたXバンドMPレーダデータを使い、降雨量画像表示システムを作成した。雨量情報を自治体の防災情報への活用としてGISを使用し、予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲及び被害程度、さらには避難経路、避難場所などに活用できる情報を使用しGISシステムを構築した。
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