拡散光イメージング法による脳機能計測における高密度プローブ配置の効果を実験的に検証するためのダイナミック頭部ファントムを設計、製作した。このファントムは、5層の平行平板で構成され、大脳皮質に相当する深さの部位に脳活動を模擬した局所吸収変化と、頭皮に相当する深さの部位に皮膚の血液量変化を模擬した広域の吸収変化を独立して生じさせることが可能である。 ダイナミック頭部ファントムを用いて、複数の間隔のプローブ・ペアを用いて頭皮の血液量変化の影響を除去する測定法と高密度プローブ配置と画像再構成によって空間分解能を向上させる測定法について、その有効性を実験的に検証した。
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