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2018 年度 研究成果報告書

脱細胞化組織を基盤とするソフトナノ粒子複合材料の開発と心筋梗塞治療への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01387
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

橋本 良秀  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (40638384)

研究分担者 根岸 淳  信州大学, 繊維学部, 助教(特定雇用) (60722634)
研究協力者 舩本 誠一  
山下 暁立  
秋吉 一成  
研究期間 (年度) 2016-10-21 – 2019-03-31
キーワードナノゲル / 脱細胞化生体組織 / ECMハイドロゲル
研究成果の概要

界面活性剤および高静水圧(HHP)法によりブタ心筋、膀胱マトリクス(UBM)、小腸粘膜下組織(SIS)の脱細胞化に成功した。HHP法は、界面活性剤法に比べて、組織構造への影響が小さいことを明らかにした。ラット心筋梗塞モデルを用いて、in situゲル化によりナノゲル架橋ゲル単独あるいはナノゲル架橋ゲル/UBM-ECMハイドロゲル複合材の有用性について検討した結果、ナノゲル架橋ゲル/UBM-ECMハイドロゲル複合材処置群では、心筋の菲薄化および線維化が抑制されることが明らかとなった。

自由記述の分野

バイオマテリアル

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で提案する脱細胞化組織-ナノゲル複合材料は、脱細胞化組織に存在する増殖因子などの薬物をナノゲルが取り込み、徐放するDDS機能と細胞の三次元足場として働く機能を有する。この材料は、心筋梗塞で心機能が低下した多くの患者のQOLの改善に役立つ可能性が期待できる。また、様々な組織の再生に応用可能であるばかりか、種々の幹細胞の機能制御に新たなツールを与え、iPS 細胞などを用いた再生医療の発展に貢献することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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