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2019 年度 実施状況報告書

診療報酬請求書情報を用いた重度痙縮の医療経済的検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K01461
研究機関横浜市立大学

研究代表者

根本 明宜  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20264666)

研究分担者 水落 和也  横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (60254182) [辞退]
菊地 尚久  横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (90315789)
西郊 靖子  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (00597213) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード医療経済 / 痙縮治療 / リハビリテーション / ナショナル・データベース / e-プロトタイピング
研究実績の概要

2019年度はナショナルデータベースの利用についての条件を確認し、利用について手続きを行う予定であったが、所属での業務が医療情報部長に加えてリハビリテーション部長の兼務となり、臨床業務のエフォートが倍増してしまい、データ収集、手続きのために出かける時間が取れなくなってしまった。ナショナ ルデーターベースをオンサイトセンターで使用するにあたっての利用相談を行う時間も取れないままに年度前半が終わり、2019年末から手続きを試みようとしたが、同行する内にCOVID-19の流行による外出自粛も加わり年度末の追い込みもできなかった状況である。
2018年度に行った複数のDPC病院からのDPCデータについて拡大して検討を行った。診療報酬請求データから2017年度に用いたリハビリテーションに関連する項目のコード、痙縮治療に関わる治療行為、薬剤のコードの 抽出を行い、データ解析を行うe-プロトタイピングが機能することを確認していたが、実データに応用することができなかった。e-プロトタイピングについては、ここ数年で各種疾患で進められており、いわゆる保険病名から本来の病名を抽出することがある程度可能なことが示されている。本研究で行ってきた診療報酬請求から病態を抽出することもe-プロトタイピングの1つと考える。
2019年度は昨年度までの研究の整理と限られた情報収集しかできず、新たな展開はできなかった。そのため、2020年度に期間延長をお願いし、ナショナルデータベースへのアクセスを実現する予定としている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

所属での臨床業務のエフォートが当初より倍増しており、働き方改革による時間外の制限もあるなかで研究に振り向ける時間が全く確保できなくなっており、今年度は殆ど進捗できず、1年まるまる遅れた状況である。昨年度も診療報酬データの分析に時間が想定以上にかかり、遅れを生じており、期間内に当初の目的を達成するのが厳しくなっている。現在までの進捗としては、所属の1病院でのデータでの抽出、複数の病院のDPCデータからの抽出、DPCデータとの突合での確認まではできており、最大の目標であるナショナル・データベースへの応用の段階で進めなくなっている状況である。

今後の研究の推進方策

今年度、ナショナルデータベースの利用の手続きを進めたいが、COVID-19の流行に伴う外出抑制が有る中で、県境を越えて出かけることが厳しく、手続きを進められていない。臨床業務にエフォートを取られた上に、今年度はオンライン講義にともない教育についての準備に例年よりも時間を取られ、研究に振り向けるエフォートが殆ど無い状況である。
現実的には、COVID-19の収束を待ってすぐに動けるよ情報収集を怠りなく実施するしか無い状況である。

次年度使用額が生じた理由

2019年度に所属での臨床業務が倍増し、研究に振り向けるエフォートが確保できなくなったため。2020年度に延長申請して遅れを取り戻す予定にしている。しかし、COVID-19の流行があり、2020年度前半は動けない状況が続き後半に向けて準備を行い、後半に当初の目的を達成できるべく尽力する。

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公開日: 2021-01-27  

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