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2018 年度 研究成果報告書

末梢神経連続パルス磁気刺激を用いた舌骨上筋強化訓練と摂食嚥下障害治療への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01475
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関藤田医科大学

研究代表者

加賀谷 斉  藤田医科大学, 医学部, 教授 (40282181)

研究分担者 青柳 陽一郎  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (30286661)
百田 貴洋  藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (30597638)
才藤 栄一  藤田医科大学, 医学部, 教授 (50162186)
田辺 茂雄  藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (50398632)
稲本 陽子  藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (70612547)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード摂食嚥下障害 / 舌骨上筋 / 磁気刺激
研究成果の概要

摂食嚥下障害患者に多い舌骨挙上障害に対し,磁気刺激を用いて舌骨を挙上させる新しい治療法を開発した.磁気刺激は電気刺激よりも痛みなく刺激が可能であるが,刺激に用いるコイルが大きいためにこれまでは舌骨を挙上させる舌骨上筋の磁気刺激は不可能であった.われわれは,小さいコイルの開発に成功し,舌骨上筋の磁気刺激により健常人の嚥下時と同程度の舌骨挙上を痛みなく得ることが可能であった.また,舌骨上筋の筋力強化法としてよく用いられるシャキア訓練と無作為に比較したところ,磁気刺激療法ではより短期間で筋力増強を得た.摂食嚥下障害患者1名に磁気刺激を6週間行い,筋力と舌骨挙上の改善を得ることが可能であった.

自由記述の分野

リハビリテーション医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

舌骨上筋の磁気刺激という全く新しい治療法を開発することに成功した.高齢者では摂食嚥下障害を生じることが多く,摂食嚥下障害患者では嚥下時に舌骨の挙上が障害されることが多い.舌骨の挙上障害に対しては舌骨を挙上させる舌骨上筋の筋力訓練が必要であり,われわれは磁気刺激を用いて舌骨上筋の筋力増強を得ることができた.磁気刺激は電気刺激よりも痛みなく使用できることが特徴であり,また電極を皮膚に装着する必要もないために非常に使いやすい.今回開発した新しい治療法は多くの摂食嚥下障害患者に有益と思われる.

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公開日: 2020-03-30  

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