本研究は地域在住の要介護(支援)者に対する効果的なリハビリテーション介入に関する研究である。具体的には①市販のソフトを用いて簡便に入力可能なデータフォームの開発を行い,多施設の参加が可能な形態のデータベースを開発する②前向きコホート研究として在宅リハビリテーションと要介護度変化,ADL 変化,死亡率等との関係を調査する③介入研究として我々が開発した課題指向型の自主訓練作成ソフトを用いた自主訓練が運動機能,要介護度向上に寄与するかを検証する. 初年度は、a.協力施設の募集b.調査機器の購入及び取り扱いの習熟c.自主訓練ソフトの改変を予定していた。a協力施設の依頼は通所介護事業所並びに高齢者施設を中心に協力を依頼している。b調査機器の購入及び取扱の習熟は、予備調査として今回購入した機器運用を含めて、体組成、骨密度、身体測定、運動機能などについて調査を行い手順や注意点などを確認した。調査時の機器の配置や被験者についてはシミュレーションができた。しかし、その結果、当初考えていたよりも、調査に時間を要すること、被験者の転倒等のリスクに対応するため検者が多く必要であることがわかった。また、cについてはMac環境ではあるが、逐次開発を進めている段階である。
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