研究課題/領域番号 |
16K01511
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
斉藤 さわ子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (70315688)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 日常生活活動 / 手段的日常生活活動 / 主観的難易度 |
研究実績の概要 |
28年度は、10万人以上(日本人データ約1万人)の2~100歳の健常者から障害者から得たデータを基に開発された日常生活の評価法であるAssessment of Motor and Process Skills (以下、AMPS)の開発のデータベースを管理するCenter for Innovative OT Solutions(米国,コロラド州)より,AMPS活動リスト(120活動を含む)から日本人が使用した活動を抽出し,一般的な日本人が活動に対して持っている主観的データに基づく活動の難易度を明らかにするため,主観的活動難易度調査用のコンピュータソフトを作成することを目標に行い、以下を実施した。 ①日本人の日常生活の課題難易度を明らかにするための基盤となる課題を、日常生活活動評価法であるAMPS課題から抽出。 ②調査のための試作用ソフトウエアの開発に先立ち、調査で使用するアンケートの試作品作成。 ③作成したアンケートと調査方法について、AMPS開発者のDr.Anne Fisherと検討し、アンケートの尺度と調査方法の修正。 ④試作用ソフトを使用するための対象者と、ソフト完成後のデータ収集のための講習会等での収集依頼し、29年度にデータ収集が開始できる準備が完了。 28年度末までに、ソフトウエアの完成を試みたが、対象者にとってわかりやすく入力しやすいソフトウエアを目指しているため完成には至らず、29年度初旬に完成させることとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ソフトウエアの完成までを目標に立てていたが、完成には至らなかった。完成には至らなかったものの、十分に29年度の目標に追いつける進捗状況である。
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今後の研究の推進方策 |
28年度の目標であったソフトウエアの完成がさらに遅れた場合は、紙媒体での調査を開始し、29年度の目標を達成できるように調整を図る。
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次年度使用額が生じた理由 |
ソフトウエアの完成が遅れたため。
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次年度使用額の使用計画 |
ソフトウエアを完成させ、データ収集を開始することで適正に研究費が使用される予定である。
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