研究成果の概要 |
日本人大学生、作業療法士、就労支援施設利用者の主観的生活活動難易度は、実際の活動の遂行観察評価で明らかにされている客観的生活活動難易度との相関は高かった(r>0.8, p<0.01)。また、日本人大学生、作業療法士、就労支援施設利用者間での相関も高かった(r>0.8, p<0.01)。このことから、日本人の主観的生活活動難易度は、概ね客観的生活活動難易度と一致しており、日本人の活動難易度感に基づいて支援を行うことで大きな問題は生じないと考えられた。一方で、人によって大きく難易度の捉え方が大きく異なる活動もあり、それらの活動に関しては、再獲得支援をする際に注意が必要であることが示唆された。
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