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2017 年度 実施状況報告書

神経・筋難病患者等のコミュニケーション様態におけるストレス評価

研究課題

研究課題/領域番号 16K01552
研究機関島根大学

研究代表者

伊藤 史人  島根大学, 総合理工学研究科, 助教 (10583669)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードコミュニケーション機器 / ストレス / SMA1型 / ALS / 重度障害者
研究実績の概要

重度障害者のストレスを評価するにあたり、コンシューマー向けのストレスマーカーを用いた。被験者のだ液を非侵襲的に採取して、その場でだ液中のアミラーゼを計測することでストレス状態を推定するものである。
対象者は、成人のALS患者3名と小児の7名のSMA1型患者である。コミュニケーション機器使用時とその他の状況下で、10分おきに測定を行いストレスマーカーによるストレス状態を推定した。仮説では、コミュニケーション機器使用時においてはストレスが低下すると考えていたが、実際は一時的にストレス状態が急上昇するケースがよく見られた。機器操作に失敗するなどが影響しているからと思われる。一方、本人の意に反してコミュニケーションが円滑に行えないシーンでは、顕著にストレス状態が悪化した。当然の結果であるが、ある程度定量化できたことは意味があると考える。
また、コミュニケーション機器が十分に使えない患者は、総じてストレス状態が高いケースも測定できた。よりサンプル数を増やして、コミュニケーヨン機器の使用者・不使用者でのストレス状態を比較したい。
さらには、コミュニケーション機器の使用状態を調査して、使用機器・使用時間などの情報を収集した。サンプル数は10であり、今後はその量を増やしていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者が病気休暇となったため十分な量のストレス測定データを集めることができていない。それに伴い、有効なデータ解析が行えていない。

今後の研究の推進方策

研究協力者を募って、データ収集を加速していきたい。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の病気休暇のため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] ポランの広場

    • URL

      http://www.poran.net/

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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