研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、障害児とのコミュニケーションにおける支援者の適切な行動変容を促すため、コミュニケーションエイドの使用履歴を分析・可視化することである。まず、アンケート、インタビュー、及び参与観察を実施し、障害児に支援者が提示する視覚シンボルの数及び提示回数を増やす必要があることを明らかにした。次に、その行動変容を促すため、使用履歴の分析・可視化に基づき、コンテキストに応じたシンボル予測機能の開発及びその効果測定を行った。
福祉情報工学
本研究では、コミュニケーションエイドの使用履歴を記録するだけでなく、それを分析・可視化し、支援者の行動変容につなげようと試みた。支援機器を用いて障害を持つユーザの行う活動のパフォーマンスを向上させるだけでなく、支援者に対して、適切な行動を促すという着眼点は、さまざまな支援機器のデザインへの応用が期待できる。