研究課題/領域番号 |
16K01601
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
緑川 泰史 桜美林大学, 総合科学系, 准教授 (50434345)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 身体組成 / 子ども / 骨格筋量 / 脂肪量 / MRI / 推定式 |
研究実績の概要 |
本研究は、体脂肪量と骨格筋量測定のゴールデンスタンダードである二重エネルギーX線吸収(Dual-energy X-ray absorptiometry: DXA)法(非常に低線量であるが放射線を利用する方法)と磁気共鳴映像(Magnetic resonance imaging:MRI)法(被ばくのリスクはないが、非常に強い磁力を使用する方法)を軸とした研究である。そのため、安全に十分配慮し測定を実施する必要がある。このような状況を受けて、本年度は研究代表者によるDXA測定に必須な診療放射線技師資格の登録、また、所属研究機関の桜美林大学と研究実施場所である早稲田大学の研究倫理委員会に申請を行った(受理済み)。さらに、DXA測定の再現性確保のため、撮影のポジショニング及び、画像解析のトレーニングを積んだ。 本研究課題に密接に関わるDXA法による縦断的な身体組成評価に関する論文がJournal of Clinical Densitometryに受理された。また、子どもの器官・組織レベルの身体組成に関する論文がEuropean Journal of Clinical Nutritionから返却されrevise中である。さらに、第22回European college of sport scienceと第4回International conference on recent advances and controversies in measuring energy metabolismで本研究課題に関わる情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者による診療放射線技師資格取得後に、体脂肪量測定のゴールドスタンダードである二重エネルギーX線吸収(Dual-energy X-ray absorptiometry: DXA)法による測定のトレーニングを積んだため、思春期の子どもたちの測定データ取得までは至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
DXA法の測定を安全にかつ再現性高く実施するためのトレーニングに時間を要したが、研究倫理委員会への申請もパスしており、今年度は対象者のリクルート活動を進め、対象者の測定を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)研究代表者による診療放射線技師資格取得後に、体脂肪量測定のゴールドスタンダードであるDXA法による測定のトレーニングを積んだため、思春期の子どもたちの測定データ取得までは至らなかった。
(次年度の使用計画)多くの中高生は、平日は授業や部活などで測定時間が確保できないことから、夏休み、年末年始、春休みを主に利用して測定を実施する予定である。研究費は謝金、MR画像分析代といった使用が中心となる予定である。
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