研究課題/領域番号 |
16K01601
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
緑川 泰史 桜美林大学, 総合科学系, 准教授 (50434345)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 身体組成 / 子ども / 脂肪量 / 骨格筋量 / MRI / 推定式 |
研究実績の概要 |
子どもを対象に脂肪量や骨格筋量の分布や量を調査した研究は、国際的にも非常に限られている。このような国内外の研究動向の中、我々の研究グループは思春期前(6~12歳)を対象に、皮下脂肪厚法を利用した全身体脂肪量の推定式の開発、また、超音波Bモード法を用いた全身および部位別の脂肪量と骨格筋量の推定式の開発を行った。しかし、現段階では、劇的に身体組成が変化する思春期の子ども(13~18歳)の全身および部位別の脂肪量や骨格筋量のデータはほとんど蓄積されておらず、推定式の開発も進んでいない。本年度はパイロットスタディとして、中高生女子5名の測定を実施し、対象者からの測定時の意見収集や測定手順について再確認を行った。 また、本研究課題に密接に関わる子どもの器官・組織レベルの身体組成に関する論文がEuropean Journal of Clinical Nutritionにアクセプトされた。この論文により思春期前の安静時のエネルギー代謝量が、器官・組織の重量から推定されるエネルギー代謝量と比較して、約300kcal高いことが明らかとなった。子どものエネルギー必要量や体重管理を考える上で重要な知見が得られた。さらに、第23回European college of sport scienceと第11回11th International Symposium on IN VIVO BODY COMPOSITION STUDIESで本研究課題に関わる発表や情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究に必須なMR装置の入れ替えが行われたため、2018年11月から2019年3月まで測定を実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
MR装置が入れ替わり、プロトコルの確認から行う必要があるため、準備に時間が掛かると予想される。しかし、なるべく早い段階で諸条件をクリアし、データ収集を進めていきたい。スケジュールとしては2019年4月から7月でMR装置の測定準備を行い、8月から順次、本測定を実施予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究に必須なMR装置の入れ替えが行われたため、本測定を実施できなかった。 2018年度はパイロットスタディを実施できた。この測定で得られた情報を基に、2019年度は対象者の人数を増やす予定である。そのため、対象者人数分の謝金やMR画像分析代を中心に支出が予想される。
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