研究課題/領域番号 |
16K01608
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
松本 奈緒 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30364699)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 学習者の認知研究 / 体育の学習内容 / 体育の学習内容 / 体育のアカウンタビリティ / 海外との交流 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、描画とインタビューという質的研究アプローチを用い子どもの認識から体育学習内容を検証することであった. 今年度は、前々年度、前年度の器械体操領域についてのデータ収集に引き続き、ボール運動領域(ネット型)のデータ収集を行うことができた.具体的には、小学校高学年(5年生)と中学年(3年生)対象に全8時間一単元のネット型のボール運動の実践を行い、毎時間の児童の描画データ(全員対象)と、学習についてのインタビューを実施(何人かの学習者)することができた。 データについては、全てエクセルに入力し、分析する前の準備が整ったところである。 また、前年度収集した器械体操領域についてのデータの分析結果をまとめ、国際学会である、AIESEP International Conference 2019 at New York(アメリカ)において、発表を行った。発表したことから、内容や方法に対する質問や問い合わせがあり、それらに対応しながら示唆を得ることができた。また、類似の内容に関する研究を実施する研究者との意見交換は大変意義のあることであった。 また、共同研究者であるリメリック大学のDr. MacPhile(アイルランド)とはAIESEP International Conference 2019 at New York参加の際に、研究打ち合わせを行った。この打ち合わせの際に、Dr. MacPhileにこれまでの研究成果についての示唆をいただき、今後の進め方の打ち合わせを行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画の通りに、ボール運動領域のデータ収集を小学校中学年と高学年を対象に実施できた為。また、予定通り、研究成果の一部を国際学会において発表した。
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今後の研究の推進方策 |
来年度も引き続き、ボール運動領域のデータ収集を実施できるように、実践者に依頼・打ち合わせをする。また、来年度も引き続き国際学会にて発表を行えるよう、データ分析及び研究発表のも仕込みを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初2回の国際学会発表を想定していたが、想定していた学会のひとつが4月開催になり、来年度の実施となった為、旅費に残高が生じた。また、英語校正代金が当初考えていたよりも、安く上がったため、その他の支出に残高が生じた。 来年度、繰り越して国際学会等の学会発表の為の旅費に使用する。また、英語校正については、学会発表だけでなく、英文の学術誌への投稿の準備を行い、その英語校正料金としてその他の出費を使用する予定である。
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