• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

自然体験療法における発達障害児の社会性支援プログラムの構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K01611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関筑波大学

研究代表者

坂本 昭裕  筑波大学, 体育系, 教授 (10251076)

研究分担者 渡邉 仁  筑波大学, 体育系, 助教 (70375476)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード自然体験療法 / 発達障害 / 社会性 / キャンプ / 冒険プログラム / カウンセリング
研究成果の概要

本研究の目的は、自然体験療法に参加した発達障害児の社会性を改善するための効果的なプログラムを検討することであった。縦走登山などの冒険的プログラムとキャンプ生活を含む15日間の自然体験療法プログラムは、発達障害児の対他性意識や社会的スキルなどの社会性を改善することが明らかになった。また、プログラムの治療的要因は、発達障害児が示す葛藤を冒険的プログラムを通じて解決に向けて取り組む実存的体験であった。また、治療的プロセスを可能にするプログラムの構成要素は、アセスメント、構造化プログラム、リスクを伴う自然体験活動、グループ、プログラムにおける他者との共体験が明らかにされた。

自由記述の分野

野外教育学 体育学 臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで自然体験療法プログラムにおける発達障害児の社会性の改善に関してエビデンスが存在しなかった。しかし、本研究においてエビデンスが示されたことは、体育学や臨床心理学の領域において学術的な意義がある。またプログラムの治療的要因やプログラムの要点となる構成要素が明らかになったことは、実践現場での臨床的指針として役立つと思われる。そしてこのようなプログラムが、発達障害児の社会性などの成長を支援する取り組みとして認知される社会的意義は大きいと考えられる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi