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2018 年度 実施状況報告書

小中高の連携を意図した表現運動の授業モデルの開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 16K01613
研究機関宇都宮大学

研究代表者

茅野 理子  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60125812)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード舞踊教育 / 表現運動 / 授業モデル / 学習支援ソフト / 小中高連携
研究実績の概要

本年度の目的は、表現運動・ダンスの授業モデルを確定することにあった。そのため前年度に引き続いて調査・研究を行うと共に、以上を総括し、有効な表現運動・ダンス指導実践につながる教材開発についてとりまとめを行うことをめざした。モデル確定にあたって、中心課題とした研究内容の中で、本年度実施した研究成果は以下の通りである。
1.小中高の連携を意図した授業モデルに関する共通性と特殊性の分析について、実践を通して授業モデルの構築とデータベースの作成を行った。授業モデルについては、教員養成大学学部生の授業実践の中で模擬授業の内容として提示し、指導上の有効性について検証を行った。
2.研修会(6回各2時間)を通して、小学校教員との連携を図り、現場からの視点に基づいた授業モデルの修正を行うとともに実施上の課題について改めて検討した。その上で、授業モデルの実践による有効性の検討を行った。授業書作成に向けて、編集構成案はできているが、内容についてより有効なものとするための複数実践と再検証を次年度に引き継ぐこととした。研究協力者は次の通りである(所属は平成30年度現在)。小島治代(元宇都宮市立西小学校校長)・八嶋純子(矢板市立矢板小学校)・小川史子(宇都宮市立姿川第一小学校)・木下友絵(小山市立小山城南小学校)・狐塚登喜枝(宇都宮市立姿川第一小学校)・野澤聡子(宇都宮市立戸祭小学校)・武藤紀子(宇都宮市立雀宮中央小学校)・村島恵美子(矢板市立東小学校)・山田明子(宇都宮市立陽東小学校)・渡辺優子(日光市立日光小学校)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

データベースの作成や授業モデルの分析データの収集に努めたが、そのとりまとめと報告ができていない。特に、学習支援ソフトの開発には課題が残り、着手できていない。また、授業モデルの複数実践により、全ての教員が同様の効果を得るための方策をより実践的に検証することが残されている。

今後の研究の推進方策

授業モデルの複数実践を通して、小中高の教育プログラムを貫く普遍的な要因の抽出と実践方法を提示し、より有効な内容とすると共に、小中高のダンス教材のプログラム開発へとつなげる。また、小学校教員との授業研究会を通して、現場に活かせるより有効な内容とする。これらの結果を学会報告するとともに論文投稿を行い、更に、授業書として発刊する。

次年度使用額が生じた理由

次年度に最終的な授業モデルを構築するためには、授業実践と現場教員との研究会が必要であり、そのために経費を次のように計画する。資料収集や調査のための郵送費と授業実践に関わる研究協力者への謝金と会議費用並びに旅費, 授業記録のための消耗品費用。 論文発表に関わる費用。授業モデルのまとめとしての指導書及びDVDの作成費用と郵送費。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 第37回全国創作舞踊研究発表会報告2019

    • 著者名/発表者名
      茅野理子
    • 雑誌名

      舞踊教育学研究

      巻: 20号 ページ: 25-32

  • [雑誌論文] 表現運動の指導意欲に差のみられた 2 クラスの比較考察 ―平成29年度「体育A」表現運動の授業実践から―2018

    • 著者名/発表者名
      茅野理子
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部教育実践紀要

      巻: 5号 ページ: 525-528

  • [雑誌論文] 地域の民俗芸能を取り入れた表現運動の教材開発 ―伝統的な動きを基に自由な表現への発展を意図した授業実践―2018

    • 著者名/発表者名
      茅野理子・木下友絵
    • 雑誌名

      宇都宮大学教育学部教育実践紀要

      巻: 5号 ページ: 179-186

  • [学会発表] 『舞踊教育学研究』の課題と展望2018

    • 著者名/発表者名
      茅野理子
    • 学会等名
      第38回全国創作舞踊研究発表会

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公開日: 2019-12-27  

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