乳幼児期の運動機能獲得時期の早い方が幼児期の運動能力向上の変化量が大きく、乳幼児期の運動機能獲得時期が幼児期の運動能力の変化量(運動発達の伸長)に影響を与えている可能性が示唆された。また生活習慣の形成においては、排せつ習慣の形成の早い子は幼児期の運動能力が高い傾向にあった。さらに、保護者の幼児期前期の動きの認識は高いとはいえなかったが、乳幼児期の運動機能獲得時期には母親やきょうだいなど身近な人との関わりの頻度が関係しており、幼児期の動きに対する身近な養育者の理解を高めることの必要性が指摘された。
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