• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実施状況報告書

体育授業における対話能力向上のための教育プログラムの構築:身体知の現象学と社会学

研究課題

研究課題/領域番号 16K01620
研究機関広島大学

研究代表者

木庭 康樹 (上泉康樹)  広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (60375467)

研究分担者 田井 健太郎  長崎国際大学, 人間社会学部, 講師 (00454075)
佐々木 究  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (30577078)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード身体知 / 暗黙知 / 正統的周辺学習 / 対話能力 / 現象学 / ゴール型スポーツ / 体育授業 / ブラインドスポーツ
研究実績の概要

平成30年度においては,2月15-23日に,研究代表者らがスペインのバルセロナにおいてブラインドサッカーおよび育成年代のゴール型競技種目のトレーニングや試合の映像収集および現地の指導者へのインタビュー調査を実施した。また,2月には,研究分担者らが、アダプテッドスポーツについて研究成果を公表し(「スポーツ専攻学生のためのアダプテッド・スポーツ教育の充実をめざして」田井健太郎,長崎国際大学教育基盤センター紀要 1:81-89),さらには,身体性研究の学校体育への適用についてシンポジウム報告をまとめることができた(体育・スポーツ哲学会第39回大会「シンポジウム」報告「学校体育で育てる身体を考える(1年目)-学校教育の原則と体育の役割-」佐々木究,担当部分:高島平三郎に見る 学校体育が育てる身体)。なお,3月に実施予定の国内研究会は分担者らの日程調整が不調に終わり,来年度に延期することとなった。今後の研究計画については電子メール等で意見交換を行い,研究成果の著書出版についても計画を進めている。最終年度に向け、研究成果の集約と最終報告書の作成に向け引き続き研究を継続していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究課題がスタートする以前の研究の蓄積と研究分担者らの研究協力が十分にできており,すでに明らかとなった研究成果等も,国内学会や国内誌等で公表しつつある。理由としては,類似した研究テーマに取り組む分担者らの共同研究の進捗状況が良く,研究分担者との連携も円滑に行われ,ディスカッションや成果の公表に積極的であったことが挙げられる。ただ,分担者の異動などで年度末に国内研究会を開催できず、来年度に持ち越しとなった。最終年度では,これまでに蓄積された資料や映像等を整理し,情報交換やディスカッションを重ねていけば,結論への集約は容易であると考えられる。

今後の研究の推進方策

来年度も,これまで通りの協力体制とエフォートで研究を継続していくが,来年度は最終年度ということもあり,積極的に研究成果の国際発表を実施する計画を立てている。また,他の科研費研究とも連携し,来年3月までに最終年度の成果発表までに必要なデータを整理・集約していく予定である。なお,成果発表に関しては,来年度の最後に最終成果発表の国内研究会を京都で開催する計画を進めている。

次年度使用額が生じた理由

国内研究会の開催が、分担者の日程調整の不調により延期となり、次年度に開催延期となったため、国内研究会への分担者招集の旅費の確保を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] スポーツ専攻学生のためのアダプテッド・スポーツ教育の充実をめざして2019

    • 著者名/発表者名
      田井健太郎
    • 雑誌名

      長崎国際大学教育基盤センター紀要

      巻: 1 ページ: 81-89

  • [雑誌論文] 教員養成課程における保健体育模擬授業に関する研究-授業場面と形成的授業評価に着目して-2019

    • 著者名/発表者名
      田井健太郎
    • 雑誌名

      長崎国際大学教育基盤センター紀要

      巻: 1 ページ: 29-38

  • [学会発表] 学校体育で育てる身体を考える-学校教育の原則と体育の役割-2018

    • 著者名/発表者名
      佐々木究
    • 学会等名
      体育・スポーツ哲学会第39回大会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi