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2019 年度 研究成果報告書

協調運動に困難を示す学童に対する伝承遊びの指導とその効果

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01625
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

押野 修司  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (80315712)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード伝承遊び / 目と手の協調運動 / 効果検証 / 予備的研究 / シングルケーススタディ
研究成果の概要

お手玉運動中の視線解析を実施し、お手玉運動中の視線の動きの特徴を調べ、お手玉を実施した後に目と手の協調課題を実施し、効果が得られるかを調べることを目的に、シングルケーススタディを用いて検討した。視線解析はモバイル視線追尾システムと視線解析プログラムを使用し、目と手の協調課題はペグを使用した巧緻動作検査と描画課題を上肢機能協調性評価システムを用い実施した。お手玉運動は「落ちてくるお手玉をつかむ」「持ち替え」を各50回実施した。お手玉中は、お手玉の動きに合わせて視線は垂直方向に指標追跡運動、お手玉の放物線の高さでの注視がみられた。ペグの返し動作の短縮傾向、トレース課題のズレ量の減少傾向が見られた。

自由記述の分野

作業療法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

お手玉運動中の視線解析の結果、視線は左右ではなく上下方向に動き、お手玉の放物線のトップ付近を注視しつつ情報収集していることが明らかになった。今回は予備的研究として成人被験者を対象に実施し、お手玉の実施方法、眼球運動の測定方法、目と手の協調運動の評価方法が確認でき、お手玉により、目と手の協調運動が改善する傾向がみられたので、今後、被験者を協調運動に困難を示す学童に変更し、検討することで、お手玉が目と手の協調運動の改善に効果が認められる可能性がある。
そして、その効果が検証されれば、伝承遊びであるお手玉の効用が見直され、発達障害のある対象者に取り入れることの意味が再考される可能性があると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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