研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ランニング時の体重免荷の割合、ストライド頻度、走行速度および走行方向の変化が、生体力学的応答、生理学的応答および主観的応答に及ぼす影響について検討した。その結果、ランニング時の体重免荷の割合、ストライド頻度、走行速度および走行方向の変化は、ランニング動態(例:筋活動量・筋活動パターン、関節角度、酸素摂取量、心拍応答および主観的運動強度)に影響を及ぼす可能性が示唆された。
健康・スポーツ科学
健康の維持・増進を目的とした、ランニングの運動プログラムの安全かつ実践的な応用に関しては、より詳細な科学的検証が求められている。今後、ますます科学的根拠に基づく運動処方が必要不可欠となるが、本研究結果によって、種々の条件下でのランニング動態が明らかになり、安全かつ効果的なランニングの運動方法論に関する基礎データを得ることができた。