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2019 年度 実績報告書

競歩競技の歩型違反管理システムの開発と競技運営の効率化

研究課題

研究課題/領域番号 16K01690
研究機関長野工業高等専門学校

研究代表者

内山 了治  長野工業高等専門学校, 一般科, 教授 (00270257)

研究分担者 芦田 和毅  長野工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (70377612)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード競歩競技 / 陸上競技大会運営のIT化 / 審判員判定入力端末 / 920MHz帯通信 / 大型ディスプレイ / 残周回数
研究実績の概要

今年度は,競歩競技の歩型違反管理システムの構築を目指し,最終的な実証実験の準備を整え,実証実験を行うために,研究期間を1年延長していただき取り組んだ.
実証実験の準備については,表示モニターが1台ではカバーできない場合を想定し,急遽市販のモニターを購入し対応した.実証実験は,競歩競技の規則が本システムに未対応(通信による審判員の判定伝達は不可)なため競技会で試すことは困難となり,特別に本システムと現行規則による競歩競技会を2020年3月に設定したが,新型コロナウィルス感染拡大防止対策により中止された.ここまでの成果については,2020年3月の長野体育学会(学会も中止となりWeb発表・討論となった)で発表し一定の評価を得た.
また,本研究でこれまでに開発したアクティブタグを使い新たな「トラック残周回数掲示システム」を開発した.これはトラック競技で自動的に競技者の残周回数を把握し掲示するシステムである.現状は,審判員が競技者のナンバーカードを目視で確認し,手動で残周回数を提示している.出場者数が多いと競技者を瞬時に見分けることは難しく,さらに周回遅れの競技者がいる場合,それぞれの競技者に残周回数を掲示することは非常に困難となっており,この課題を解決するためも本システムの利用価値は高い.
このシステムの概要は,アクティブタグ(競技者を識別するID情報を発信する)を全競技者のナンバーカードに装着し,フィニッシュライン付近に設置した「打鐘機能付通信中継装置」に接近した競技者情報を審判員が持つタブレット端末に伝達する,同時に「中央処理装置」で全競技者の残周回数を計数し,モニターに掲示する,ものである.これらの装置とタブレット端末用Android アプリケーションを開発し,通信実験により動作を確認した.本研究については,IEEE GCCE 2019に採録され口頭発表を行い一定の評価を得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The Development of Management System which Counts the Number of the Remaining Laps for Track Competitions2019

    • 著者名/発表者名
      Keita Nakajima, Ryoji Uchiyama, Koichi Karasawa, Kazuki Ashida
    • 雑誌名

      2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE)

      巻: 8th ページ: 1036-1039

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 競歩競技における歩型違反管理システムの開発2020

    • 著者名/発表者名
      土屋 美空,芦田 和毅,中嶋 景太, 内山 了治
    • 学会等名
      長野体育学会第55回大会

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公開日: 2021-01-27  

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