近年、ほとんどの都道府県において地域密着型のプロスポーツチームが存在しており、地元スポーツチームの観戦・応援などにより、スポーツによる地域一体感の醸成と地域コミュニティの維持・再生が期待されている。地域のプロスポーツを観戦することと観戦者のソーシャル・キャピタル(社会関係資本)との関係を松本山雅FCのホームゲーム観戦者等を対象として明らかにするとともに、Jリーグに所属するクラブのホームタウンの地方公共団体が如何なる支援をクラブにしているのか、如何なる協働事業を実施しているのかを、クラブが住民・企業・行政の協働を引き起こす媒体となるという視点に立って明らかにした。
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