研究実績の概要 |
本研究は、筋膜が踵骨変位量の増幅メカニズムと腱張力に及ぼす影響を実験的に検証し、シミュレーションを用いて筋膜の役割を増幅メカニズムと腱張力の観点から明らかにすることを目的とする。平成30年度は、本研究課題に関連した2本の論文を執筆し、1本は受理され、Journal of Sports Sciences誌に掲載された(Takahito Suzuki, Rintaro Ogane, Katsutoshi Yaeshima, Ryuta Kinugasa. Forefoot running requires shorter gastrocnemius fascicle length than rearfoot running. Journal of Sports Sciences, In press, 2019)。もう1本の論文「Biomechanical gain in limb displacement from the curvature of the Achilles tendon: role of the geometrical arrangement of inflection point, center of rotation, calcaneus(仮題) 」は国外学会誌に投稿したもののリジェクトされたため、現在、データを追加する形で、原稿を修正中である。また現在、ラット実験のデータ解析を進めている。高速度カメラで撮影した動画は、角速度が60度/秒と240度/秒の2条件、収縮様式が等尺性収縮、短縮性収縮、および伸張性収縮の3条件、筋膜剥離の手術が剥離なし、筋外膜のみを剥離、筋外膜と筋周膜を剥離の3条件ある。対象としたラットが8匹であり、動画の解析に時間を要している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究課題に関連した2本の論文を執筆し、1本は受理され、Journal of Sports Sciences誌に掲載された(Takahito Suzuki, Rintaro Ogane, Katsutoshi Yaeshima, Ryuta Kinugasa. Forefoot running requires shorter gastrocnemius fascicle length than rearfoot running. Journal of Sports Sciences, In press, 2019)。もう1本の論文「Biomechanical gain in limb displacement from the curvature of the Achilles tendon: role of the geometrical arrangement of inflection point, center of rotation, calcaneus(仮題) 」は国外学会誌に投稿したもののリジェクトされたため、現在、データを追加する形で、原稿を修正中である。
また現在、ラット実験のデータ解析を進めている。高速度カメラで撮影した動画は、角速度が60度/秒と240度/秒の2条件、収縮様式が等尺性収縮、短縮性収縮、および伸張性収縮の3条件、筋膜剥離の手術が剥離なし、筋外膜のみを剥離、筋外膜と筋周膜を剥離の3条件ある。対象としたラットが8匹であり、動画の解析に時間を要している。
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