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2018 年度 実施状況報告書

体操競技選手における腰痛の発生因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K01741
研究機関東京有明医療大学

研究代表者

小山 浩司  東京有明医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70563469)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード椎間板変性 / 隅角解離 / 体操競技
研究実績の概要

本研究の目的は、若年体操競技選手における腰痛の発生因子を解明することであった。そのため、過去にスポーツ傷害との関連性が報告されている全身関節弛緩性に着目して2年間の前向き研究を実施した。その結果、大学体操競技選手の腰痛発生割合は66.7%であった。しかしベースライン時に測定した全身関節弛緩性テスト(東大式 & Beighton法)との関連性を認めなかった。そこで体操競技選手に好発するとされている脊椎異常所見、特に椎間板変性についても検討を行ったが、腰痛同様、若年体操競技選手における椎間板変性の発生と全身関節弛緩性の関連性を認めず、新たな知見を見出すことができなかった。
研究期間中に多くの若年体操競技選手(大学1年生)を測定することにより、大学入学時(18歳)には既に全体の45%の競技者が椎間板変性を保有していること、さらに2年間のフォローアップ後の測定では椎間板変性の発生割合が47%であり、大学での競技活動は椎間板変性の発生に大きな影響を与えないことが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究期間中に若年体操競技選手として、大学1年生(18歳)を中心に測定を実施したが、当初予定していた高校生を測定することができなかった。その主な理由として、日程調整が上手くいかなかったこと、また研究協力機関のMRI装置の工事により使用できなかったことが挙げられる。

今後の研究の推進方策

日程調整が困難なため、研究計画の見直しは必要である。実験の協力に関しては引き続き行い、日程の調整が可能になった時点で研究を実施する予定である。
また期間中に得た大学生のデータをまとめ、関連学会および論文投稿により成果報告を行う予定している。

次年度使用額が生じた理由

当初の予定では、若年者の体操競技選手に協力いただく予定であったが、日程の調整が上手くいかず、研究計画の見直しが必要になった。実験の協力に関しては引き続き行い、日程の調整が可能になった時点で研究を実施する予定である。
また期間中に得た大学生のデータをまとめ、次年度に関連学会および論文投稿により成果報告を行う予定しているため

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 大学体操競技選手における椎間板変性の発生に大学での競技活動は影響を与えない2018

    • 著者名/発表者名
      小山浩司, 中里浩一, 具志堅幸司, 畠田好章, 久保慶東, 田原良紀, 手島遼太, 平沼憲治
    • 学会等名
      第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会
  • [学会発表] 大学体操競技選手における全身関節弛緩性と腰痛の関連性ー2年間の前向き研究ー2018

    • 著者名/発表者名
      小山浩司, 福田翔, 手島遼太, 久保慶東
    • 学会等名
      第28回日本柔道整復接骨医学会学術集会

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公開日: 2019-12-27  

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