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2018 年度 研究成果報告書

大学における性暴力被害者に対する支援モデルの確立に関する調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01759
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関島根大学

研究代表者

河野 美江  島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 教授 (20506472)

研究分担者 武田 美輪子  島根大学, 地域包括ケア教育研究センター, 研究員 (70750644)
執行 三佳  島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 特任講師 (90790379)
研究協力者 岡本 百合  
折橋 洋介  
大草 亘孝  
川島 渉  
布施 泰子 (NAGASE yasuko)  
清水 幸登  
加藤 治子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード性暴力被害 / 大学生 / 被害者支援 / 大学支援機関 / 精神健康度 / キャンパスレイプ
研究成果の概要

本研究では、日本の大学生に性暴力被害に関する実態をアンケート調査により明らかにした。レイプ被害は2.6%(男子1.6%、女子3.1%)、性暴力被害経験は42.5%にあり、緊急避妊ピルの知識は60.0%、性暴力救援センターの知識は13.7%であった。GHQ調査の結果、性暴力被害はメンタルヘルスに深刻な影響をもたらすことがわかった。また大学の支援機関に勤務する教職員に被害者支援に関する調査を行った。被害学生の相談経験は56.6%にあるものの、性暴力に関連する知識は不十分で、支援や連携に関するマニュアルも未整備であり、学生に対する性暴力予防教育や加害者対応に関しても多くの課題があることがわかった。

自由記述の分野

学生支援

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究より、日本の大学生の性暴力被害経験率は諸外国と同様に高かったにもかかわらず、性暴力救援センターに対する知識は乏しく、被害にあった時に適切な支援が受けられない可能性が明らかになった。また大学学生支援部門の教職員において性暴力被害の相談経験は半数以上にあるものの医学的知識は不十分で、相談を受けた際に的確な支援が提供できない可能性が示唆された。
これらの結果を発表し、大学における支援体制の構築を促すとともに、「大学生のための性暴力救援サイト」を公開し、被害学生が性暴力救援センターやメール相談などの支援に繋がる仕組みを構築した。

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公開日: 2020-03-30  

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