研究課題
【目的】令和元年度は、研究期間を1年間延長して平生30年度の長期欠席者の資料を収集した。平成27年度から平成30年度まで出雲雲一中校区における小・中学生の長期欠席者を年次別、学年別に検討した。【対象者】平成27年度から平成30年度まで出雲一中校区の小・中学校に在籍している小学6年生から中学3年生までの児童・生徒を研究対象者とした。【長期欠席者】1年間の欠席日数は一中校区すこやか委員会の協力により収集した。1年間の欠席日数が30日以上のものを長期欠席者とした。【結果と考察】平成27年度から平成30年度までの対象者は2739名、長期欠席者数は147名、長期欠席者の割合は5.3%(147/2739)であった。年次別に長期欠席者の割合をみると、平成27年度で4.4%、平成28年度で4.5%、平成29年度で5.9%、平成30年度で6.8%と年次の推移に従い増加している。スマホを含めた情報機器利用時間の増加との関連が示唆される。学年別にみると小学6年生で3.7%、中学1年生で6.1%、中学2年生で6.2%、中学3年生で5.3%であった。小学6年生から中学生に進級後に長期欠席者の割合が増加した。小学校から中学校に進学することに伴う、学校環境因子、社会環境因子の変化との関連が示唆される。【結論】長期欠席者の割合は年次推移に伴い増加した。学年別には小学6年生から中学1年生に進級後、増加した。
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