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2018 年度 実施状況報告書

異なる歩行スタイルによるノルディックウォーキングの運動強度とトレーニング効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K01764
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

藤田 英二  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (50506300)

研究分担者 竹島 伸生  朝日大学, 保健医療学部, 教授 (00137126)
竹田 正樹  同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00278459)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードNordic walking / Diagonal style / Defensive style / 機能的体力 / 運動の効果
研究実績の概要

中高齢者の健康づくり運動として、ポールを使用するノルディックウォーキング(Nordic walking: NW)が広く普及してきている。NWは、ポールを身体後方に突いて推進力として利用するDiagonal style(DAI)と、ポールを身体前方に突いて杖のように利用するDefensive style(DEF)の大きく2つの様式に分けられる。DAIは、体力増進のためのエクササイズとして、多くの先行研究でその有効性が示されているが、身体的な虚弱者に対しリハビリテーションの手法として実施されることの多いDEFに焦点を当てた研究報告は少ない。本研究は、DAIおよびDEF双方の運動効果を明らかにし、様々な体力レベルの人々に対して健康づくりの運動手法とするためのエビデンスを示すことを目的とした。
本来の最終年度に当たる平成30年度は、研究代表者が2018年3月10日より2019年1月29日まで日本学術振興会の「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業(旧:頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム)」の助成を受け、AustraliaのEdhith Cowan Universityに長期海外研修で出ていたため、最終年度に予定していた研究成果の一般市民へのフィードバックを目的としたセミナーなどの開催が出来ず、補助事業期間の来年度への延長申請を行った。しかしながら、この期間中に研究成果をまとめることが出来(受け入れ先機関のDennis R. Taaffe教授とも本研究課題について議論が出来、適切な助言をいただけた)、体力科学(67(6): 423-430, 2018)、ならびにPLOS ONE(13(11): e0208070, 2018)に論文を公表することが出来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者である本研究課題の申請者が、平成30年3月11日から平成31年1月29日まで日本学術振興会の「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業(旧:頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム)」の助成を受け、AustraliaのEdith Cowan Universityに長期海外研修に出ていたため、本研究課題の3年目に予定していた主な取り組み(研究成果を広く一般市民にフィードバックするための講演会や講習会の開催)が出来なかったことが、その理由である。しかしながら、この長期海外研修中の期間に、研究成果を論文として3本(体力科学、体育学研究、PLOS ONE)公表でき、前述した講演会や講習会の開催が出来なかったこと以外は、極めて順調に助成をしていただいた事に対して結果を出していると考えている。

今後の研究の推進方策

現在、一般市民を対象とした大学主催のNordic Walkingの講習会、鹿児島県の歴史資料館とコラボレートしたウォーキングイベントの開催などを計画・打合せ中である。上記の取り組みに際して、若干新たにNordic walkingと通常のwalkingの比較などのデータ取得を必要とする予定ではあるが、得られたデータはより一般市民へわかりやすく研究成果をフィードバックするために使用するとともに、研究成果としての公表にも取り組んでいく予定である。

次年度使用額が生じた理由

本来の最終年度に当たる平成30年度は、研究代表者が2018年3月10日より2019年1月29日まで日本学術振興会の「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業(旧:頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム)」の助成を受け、AustraliaのEdhith Cowan Universityに長期海外研修で出ていたため、最終年度に予定していた研究成果の一般市民へのフィードバックを目的としたセミナーなどの開催が出来なかった。そのため、補助事業期間の来年度への延長を申請したうえで次年度での助成金の使用を行う。主たる助成金の使用計画としては、研究成果を一般市民に広くフィードバックするために開催する講演会や講習会の開催費用、ならびにわかりやすく伝えるために、一部の新規データの取得に伴う消耗品や被験者謝礼を予定している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] Edith Cowan University(オーストラリア)

    • 国名
      オーストラリア
    • 外国機関名
      Edith Cowan University
  • [雑誌論文] 地域在住中高齢者での異なる歩行様式のノルディックウォーキングにおける生理的応答の比較2018

    • 著者名/発表者名
      藤田 英二, 竹田 正樹, モハモド モニルル イスラム, 竹島 伸生
    • 雑誌名

      体力科学

      巻: 67 ページ: 423-430

    • DOI

      https://doi.org/10.7600/jspfsm.67.423

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Proficiency in pole handling during Nordic walking influences exercise effectiveness in middle-aged and older adults2018

    • 著者名/発表者名
      Eiji Fujita, Karen Yakushi, Masaki Takeda, Mohammod Monirul Islam, Masaki Nakagaichi, Dennis Robert Taaffe, Nobuo Takeshim
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 13 ページ: e0208070

    • DOI

      https://doi.org/10.1371/journal.pone.0208070

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2019-12-27  

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