研究課題/領域番号 |
16K01767
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
寺町 ひとみ 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (20405129)
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研究分担者 |
堺 千紘 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (20773279)
勝野 眞吾 岐阜薬科大学, 薬学部, 名誉教授 (70098523)
舘 知也 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (80618447)
野口 義紘 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (80724608)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 医薬品の正しい使い方 |
研究実績の概要 |
新学習指導要領により平成24年度から中学校保健体育科で「医薬品の授業」が開始された。申請者は、これまでの研究から中学校で「医薬品の授業」を実施していない学校があること、「医薬品の授業」を受講したことがないと思っている生徒が多いことを明らかにした。中学校保健体育科の授業だけでは、生徒は「医薬品の正しい使い方」に関する知識を習得し、実際の行動につなげることは難しいと考える。本研究は、「医薬品の正しい使い方」を定着させ、セルフメディケーションを推進することを目的とする。H29年度は、2. 定点追跡調査(岐阜市の小・中・高等学校の児童生徒および指導者対象)として、岐阜市における小・中・高等学校の児童生徒の「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識について調査した。3.「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識の現状調査(全国の高校1年生対象)としては、3-2)全国から無作為に抽出した高等学校約100校に対して、校長の同意を得てから、高校1年生約4万人を対象に「医薬品の正しい使い方」に関する知識・意識の現状調査をした。4. 継続的な教育啓蒙プログラムの実施と短期的評価としては、小金田中学校を対象にプログラムを実施し、生徒および保護者に対して教育啓発普及キャンペーンを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ順調に展開している。
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今後の研究の推進方策 |
H30年度は、以下のプログラムを展開していく。 (1)継続的な教育啓蒙プログラムの実施と短期的評価ならびに改良 (2)「医薬品の正しい使い方」プロジェクトの公開 ホームページ上で「医薬品の正しい使い方」プロジェクトを公開する。成果についてまとめて学会で発表し、論文として公表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 全国の高校生のアンケート調査では、当初すべて、委託業者に依頼する予定であったが、入力についてはアルバイトで完了した。 (使用計画) 平成30年度では、成果発表をオーストラリアの学会で公開するので、その旅費の一部に使用する予定である。
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