本研究の目的は、若い年代の女性を対象に、筋量・筋力が姿勢、運動習慣、痩せ願望、栄養状態とどのように関わっているかを明らかにすることであった。 研究実施期間中に18歳から39才までの193人からデータを取得し、筋量・筋力との関係を検討した。その結果、① 若い世代の女性の64%が痩せていて筋肉の絶対量が少ないか、見た目は太っていないものの実際は体脂肪率が高く相対的に筋量の割合が低いことが明らかになった。② 運動習慣がある(あった)方が、筋量が多く、体脂肪率が低いことが示された。③ バランスの良い食事を心がけ、欠食をしないなど適切な食習慣を継続することで、筋量を維持できる可能性が示された。
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