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2016 年度 実施状況報告書

職域における非定型うつ病同定の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K01799
研究機関東邦大学

研究代表者

竹内 武昭  東邦大学, 医学部, 准教授 (60453700)

研究分担者 野村 恭子  帝京大学, 医学部, 准教授 (40365987)
中尾 睦宏  帝京大学, 大学院公衆衛生学研究科, 教授 (80282614)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード非定型うつ病
研究実績の概要

対象者と方法:本年度は東京都某区の健康診断を受診した65歳以上90歳未満の住民831人に対して非定型うつ病の傾向を調査した。うつ疾患の診断項目の測定に同意した65歳から89歳の815人(平均年齢73.1歳 標準偏差6.5歳、男性346人、女性468人)を評価対象とした。うつ病と非定型うつ病の診断:非定型うつ傾向の診断は心理検査の研究経験がある研究者が面接により行い、心療内科の専門医がその内容を確認した。うつ病の診断:うつ病の診断はMini Mental state examination (MINI)により行った。うつ病の必須症状である気分の落ち込み及び興味の喪失のどちらかがあった対象者にうつ病の症状の質問を行い、うつ病を診断した。全対象者に対してDSM-5における非定型うつ病の5症状を面接により確認した。非定型うつ病の診断はMINIのうつ病の診断基準を満たした対象者で、かつ非定型うつ病の症状が3項目以上陽性であった場合とした。
全体結果:MINIのスクリーニングでうつ病陽性の人は67人で全体の8.2%であった。その内、うつ病と診断されたのは27名で全体の3.3%であった。うつ病と診断された27人の内9人(33%)が非定型うつ病であった。また、うつ病と診断されていない集団では12人が非定型うつの特徴を持っていた。生活習慣との関連に関して解析予定である。

現時点ではデータクリーニング途中のため上記結果のみである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度はデータ獲得をし、現在はデータクリーニング中である。おおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

今後はデータクリーニング後に非定型うつ病の特徴について、その疫学的特徴を含め生活習慣との関連性に関して、統計解析を行う予定。

次年度使用額が生じた理由

必要データは獲得出来ているが、データクリーニング途中のため、研究の解析及び発表における費用が未使用となっている。その分が次年度使用額となっている。

次年度使用額の使用計画

解析費用、学会発表費用、及び学術論文作成費用として使用する予定。

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公開日: 2018-01-16  

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