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2018 年度 研究成果報告書

高齢者の運動・移動障害発症の予知因子としての歩数の有用性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01825
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

吉武 裕  鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (00136334)

研究分担者 宮崎 秀夫  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00157629)
吉田 剛一郎  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (10274870)
山本 直史  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)
東恩納 玲代  名桜大学, 健康科学部, 准教授 (60710225)
永山 寛  九州大谷短期大学, その他部局等, 講師 (10580227)
葭原 明弘  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50201033)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード高齢者 / 運動・移動能力 / 歩数 / 身体活動 / フレイル
研究成果の概要

本研究では、70歳高齢者を対象に10年間歩数、体力及び健康指標を毎年測定し、歩数と体力及び健康指標との関係から高齢者の運動・移動能力障害発症の予知因子としての歩数の有用性について検討した。対象者は身体的に自立した地域在住の高齢者600名(男:300名、女:300名)である。その結果、総死亡率は約8000歩/日、またフレイル(身体的虚弱)の発症は約7300歩/日を超えるとそれぞれに有意な低下が認められた。これらの結果から、歩数は運動・移動能力障害の予知因子として有用であることが示唆された。また、高齢者の運動・移動能力障害予防のための身体活動量の目安は約8000歩/日と推定された。

自由記述の分野

運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究のオリジナルな点は、70歳以上の高齢者の歩数は総死亡率とフレイル発症と関連し、いずれも1日の総歩数が8000歩/日を超えるとこれらの関連性が明確になることを明らかにしたことである。これまで、わが国では高齢者の健康寿命の延伸のための身体活動量についての長期縦断的研究は実施されていなかった。しかも、厚生労働省から提示されている65歳以上の健康づくりのための身体活動量のエビデンスは諸外国の研究結果を基にしたものである。わが国の高齢者を対象の健康寿命の延伸につながる身体活動量の維持目標(目安)値を分かりやすい歩数で示したことは、今後の高齢者の健康づくりの普及・啓発に役立つものと思われる。

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公開日: 2020-03-30  

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