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2016 年度 実施状況報告書

加齢に伴うヘルペスウイルス関連疾患の成立機序とその制御に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K01830
研究機関日本薬科大学

研究代表者

井上 裕子  日本薬科大学, 薬学部, 准教授 (50367306)

研究分担者 斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
中山 亮子  鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (50749843)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードEBウイルス / フードファクター
研究実績の概要

フードファクターによるEBウイルス再活性化制御の可能性について、検討する目的で細胞株の樹立を試みた。
EBウイルスの再活性化はウイルス再活性化に必須であるBZLF1遺伝子のプロモーター活性を用いることとした。BZLF1プロモーターの下流にルシフェラーゼをコードする遺伝子を組み込んだプラスミドを作成し、唾液腺上皮細胞のHSGおよびHSY細胞にネオマイシン耐性遺伝子とともに遺伝子導入した。BZLF1プロモーターは221塩基、および552塩基長の2種類の長さのプロモーターを用意した。細胞の選択には800μg/mLのG418を含む培地を用いて遺伝子導入されていない細胞を除外した。残った細胞を400μg/mLのG418を含む培地で培養し陽性細胞を得た。
HSG細胞は800μg/mLのG418による選択で生き残った細胞は得られず、HSY細胞でのみ細胞株を得る事ができた。樹立した細胞はそれぞれHSY221Luc、HSY552Lucと命名し、2ラインずつ得た。これらの細胞について、EBウイルス再活性化を誘導させることが報告されているフォルボールエステル(TPA)およびブチル酸を添加し、24時間後に細胞回収したのち、細胞溶解液を得てルシフェラーゼアッセイを行い、評価に有用な細胞株を検索している。
さらに、細胞株による反応の違いを検討する目的で、再度HSG細胞についてBZLF1プロモ-ター遺伝子導入細胞株を作成している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた、BZLF1プロモーターの遺伝子導入細胞株はHSYのみであるが、得る事ができた。

今後の研究の推進方策

昨年度作成した細胞株を用いて、フードファクターによるBZLF1プロモーター活性を制御の可能性を検索する。さらに、これらの事象を生体内で確認するためにBALF1プロモーターの遺伝子導入マウスを作成する。

次年度使用額が生じた理由

当該年度では、情報収集のために予定していた学会参加が業務の都合で参加が出来なくなってしまったため。

次年度使用額の使用計画

情報収集のために、学会、セミナーに積極的に参加をし、研究の発展につなげる。

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公開日: 2018-01-16  

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