本研究は、幼児と父親と一緒に行う運動・スポーツに遊びの実際を定量的に調査すると同時に、その結果として幼児の身体活動が生活リズムにどのように影響をもたらすのか検証することを目的とした。 その結果、父子の休日の身体活動量について有意な相関が認められた。実際に父子で実施した運動・スポーツ遊びについては、散歩と回答した家庭が非常に多かった。幼児の平日と休日の各活動強度で相関が認められ、平日と休日の身体活動の特徴が似ていることが考えられた。また、幼児の身体活動量は唾液中コルチゾールおよびメラトニン分泌速度と正の相関関係が認められ、生理的概日リズムにも影響をもたらしていることが示唆された。
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